これまで、多くの医師にとって一般的であった勤務形態は俗に言う「常勤医」ではないかと思います。
しかし、時代の流れと共に非常勤勤務を主体として、生活基盤やキャリアの構築をされる医師の方が増えてきています。

常勤医として勤めてこられた方には、何もリスクの高い非常勤にならなくても…と感じられるかもしれませんが、果たして非常勤で勤務することはそれほどリスクがあったり、あるいはキャリアが構築できないような働き方となってしまうのでしょうか。

近年、そういった新たな働き方を行っている医師は、どのようにして勤めているのか、そういった様々な部分を幾つかのポイントに分けて、「どうすれば戦略的にキャリアを構築することができるのか」ということについて、じっくりとお話をしてまいりたいと思います。

~非常勤・常勤医に関する求人の特徴~

まず一番最初に考えていきたいのはこの部分です。
この記事を読まれている方の多くは何らかの形で医師として転職活動を行っている。
あるいは検討している方々ではないかと思いますが、こういった方々にとって一番身近な未来の情報となるのは医師求人の案件情報ではないでしょうか。

今やお仕事探しはインターネットで手軽に行える時代になりましたが、医師の求人においても”医師求人サイト・医師転職サイト”といったものが軒を連ねており、気軽な気持ちでパソコン、あるいはスマートフォンから検索ができるようになっています。
お気に入りにさえ保存しておけば、大抵のサイトではほぼワンタッチ的な操作で求人を検索することができるのですから、便利ですよね。
または医師転職について詳しく書かれている情報サイトを活用すれば、転職に必要な資格や進路について検討する事も、より簡単になるでしょう。

 

さて、少し話はそれましたが、医師の雇用形態である常勤かそうでないかという条件、実は両者には意外な違いがあるのです。
常勤に関して、これを読んでおられる皆さんは既にお分かりかもしれませんが、いわゆる正規雇用、フルタイム雇用といったものが常勤と呼ばれる形態です。
長期的に雇用されること、社会的な部分において十分に保障されている(確定申告や社会保険、年期になど)ことが一番の特徴と言えるでしょう。

一方、常勤でないとそういった社会保障やお手当などがつきませんので、国民健康保険・医師国民健康保険などに自身で加入しなければならなかったり、そういったことをすべて自分で行わなければならず、手間になる部分はあるでしょう。(医師国民健康保険に関しての参考サイト:http://osaka-ishikokuho.or.jp/

しかし、自分の都合のいい時間に出勤できる、常勤よりも”高給”で雇ってくれるところが多いなど、そういったメリットもあるのです。
そのメリットを活かして、かけもちすることによって”常勤よりも稼いでいる”方も実は多いのです。

 

ここまでの記事をご覧頂き、いかがでしたでしょうか。
これまでは非常勤という働き方についてあまりピンと来られていなかった方も、もしかしたら新しい働き方の一つとして、ご検討頂いているかもしれませんね。

一般の民間企業においては正社員という働き方が”ベスト”であり”マスト”であるという時代がありました。
バブル前後よりしばらくの間、そういった歴史は続きましたが、そういった流れは次第に変化を続け、派遣という生き方、ノマドという生き方、色々な生き方を模索する方々が世の中に増えているのも事実です。

また、医療業界においてはこれまでは常勤医という働き方がいわゆる”当たり前”ではありましたが、昨今では自分自身の幸福を追い求める、つまりワークライフバランスを重視する若い世代もかなり増えてきており、これまでの常識が壊れつつあるというのが時代の現状ではないかと感じます。

そんな中、これまで二番手として選ばれてきた非常勤という働き方に今、改めてスポットライトが当たっているのです。
しかし、こういった働き方をするにあたり、一体どのようにすれば上手く求人を探すことができるのか、よく分からないという方も多いと思います。

そこで、今回は非常勤における優良な求人を探す為の方法について、ご紹介をしてまいりたいと思います。

〜競争率の高い精神科医などでの医師求人の探し方とは?〜

まず最初に押さえておいて頂きたいのは、医師転職ドットコムなどの優良サイトを利用するということです。
これは何故必要なのかと言いますと、「良質な求人を確実に押さえるため」です。

医師転職ドットコムにはコンサルタントといった専任のプロが常駐しています。
サイトには一般の方にも見られるよう、様々な求人案件が掲載されていますが、既に掲載されている案件以外にも、コンサルタントの方は別の案件情報などを保持していることも多いのです。

分かりやすく言えば、まだ掲載されていないお仕事の話等を持っているため、他の人に先んじて動く事が可能になるということですね。
こういった仕事の話は、早ければ案件が掲載される前に終わってしまうということも少なくありません。逆に言えば、そのような道があるのであれば押さえる必要があるということなんです。

なので、もしあなたがニーズの高い精神科医の医師求人を探したいのであれば、まずはこのようなサイトに登録しておくのが良い選択と言えるでしょう。

また、もう一つ大事な情報があります。
非常勤の医師求人に関しては全体のトレンドとして1月から2月頃がピークになるというのが一般的な見方です。
2月は求人が多いということをしっかりと頭の中にいれておいてください。

この時期に具体的な行動、つまり応募や面接へのステップを行い、2月中を目処にしっかりと決めてしまうのが裁量の方法だとも言われています。

画像出典元:https://www.dr-10.com/

次に、非常勤と、常勤医に関する様々な差異について、少しまとめていきたいと思います。
これらの差異はいわゆる待遇面での違いが主なものだというように認識されている方が多いと思うのですが、実はそうではありません。

働き方一つをとってみても、やはり違う部分があり、医療機関との関係性においてもある程度変わってきてしまうのです。
つまり、どちらかから、どちらかに働き方をスイッチするのであれば、両者における差異というものを、事前にある程度把握しておいた方がいいということですね。

それでは、具体的にどういった部分が変わってくるのか、そこをお伝えしてまいりたいと思います。

~勤務形態で一体何が変わってしまうのか?~

まず、一番最初にこれらの定義についておさらいをしておきたいと思います。
法的に言えば、1週間における勤務時間が32時間未満となるのか、そうでないか、この勤務時間数によって分類・待遇が分けられてしまうということですね。

フルタイムかパート雇用か、そういった差異だとここは考えて頂ければ十分だと思います。
ただ、医療機関によってこの概念は若干違うようです。
なので、あくまでも勤務時間というのは一つの目安だと認識するのがベターでしょう。

さて、これらの働き方の違いというのは、具体的な話をすれば勤務時間や待遇の違いにはとどまりません。

一つの例としては、医療機関と医師の関係性というものが挙げられます。
少し皆さんにも想像してみてほしいのですが、一つの病院で長く務めている自分と、短時間勤務として単発的に入っている自分と、比べてみるとなんとなく違いが分かりませんか。

長時間そこで勤めていると、勤め先の様々なかたとの関係性が徐々に構築されていきますので、そういったお付き合いになっていくのが一般的ですよね。
ただ、単発スポット勤務で入っているような感じだと、どうしても馴染みがお互いにないので、どこかビジネスライクで乾いた感じになりやすいと思うのです。

突然当直を頼まれるようなこともないでしょうし、そういった意味では非常勤での勤務の方が自分の時間を有効的に活用できるでしょうし、必然的にワークライフバランスが取りやすいのではないでしょうか。

しかし、非常勤は常勤と比べると”解雇されるリスク”は高まるかもしれません。
ただ、その点を事前に押さえておけば、かけもちを行うなどの対処ができますので、リスクマネジメントさえ行えば安全とも言えるでしょう。